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新規就農を始めるための基礎知識

 農業を始めたいという人は若い人を中心に増えてきているということで、それは良いことなのでしょうが、新規就農を始めるためには基礎知識が必要になります。それぞれの職業でもその職業で食べていくためには、その職業でのプロになることが必要で、基礎を学びながら時間をかけてプロになっていくということになります。
 農業でも同じで基礎を最初に学び、実地訓練をしながら、地域に合った農業を模索しながら、カスタマイズして、やっとプロになるということになります。その過程で何らかの甘さがあると、それが障害になり途中で脱落するということにもなりかねません。
 最初が肝心という言葉もありますが、最初に良く計画して準備をして、新規就農を始めるということが必要になります。


 農業を始める場合には、始める地域の農業の歴史や環境を理解しておく必要があります。何百年にもわたり、農業を行ってきた歴史がありますので、農業を始めるということでは、その地域の農業の一員になるということも含めて歴史を背負い、協力して生活をしていくという、都会とは全く違った人間関係を築く必要があります。非常に濃い人間関係になる可能性が高くなります。
 その場合、家族全員でそれらの社会に溶け込む必要がありますし、風習なども早めに理解して、色々な行事にも積極的に参加するということも必要です。
 その他農業関係の市町村の役員やJAなどとも緊密な関係を持つことも必要になります。それらの環境面での準備も重要なポイントのひとつになります。


 その他の注意点としては、農業は肉体労働でもあるので、体力が重要になります。働きながら体力をつけるということもありますが、最初はコツもわからないので、余分な体力を使い疲れます。それらのことも予測をして、始める前に体力をつけておくことが必要になります。
 当然家族で協力することになりますので、最低限夫婦はともに体力面でも強化しておく必要があります。また、経済面でも収穫が収入になるのに計画通りに行かない場合も多いので、それらの最悪の場合を想定して金銭的な準備をしておくことも重要です。農業といっても会社経営と同じですので、起業をするという考え方で取り組むことが必要になります。
 準備段階でも、農業経営という視点でとらえて、数字や制度、労務管理などの知識を得ておき、スムーズに経営ができるようにしておく必要があります。理想と現実のギャップというおと場がありますが、そうならないように甘い部分を埋めておく必要があります。

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